【10月22日 AFP】17-18イタリア・セリエAは21日、第9節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)とインテル(Inter Milan)の首位攻防戦は激しい戦いの末に0-0のスコアレスドローに終わり、ナポリのリーグ戦連勝は8で止まった。インテルのサミル・ハンダノビッチ(Samir Handanovic)、ナポリのホセ・マヌエル・レイナ(Jose Manuel Reina)の両守護神が好セーブを披露し、両チームが勝ち点を分け合っている。

 昨季と合わせてリーグ戦13連勝中だったナポリだが、この日はインテルの堅い守りに阻まれた。一方、ナポリとのアウェーゲームで20年ぶりの勝利を目指したインテルも、敵地サン・パオロ(San Paolo)の5万人の観客の前で、優勝争いをする力があるところを示した。

 ナポリは9試合で勝ち点を25に伸ばし、これを2位インテルが勝ち点2差で追っている。勝ち点19で3位につける王者ユベントス(Juventus)とラツィオ(SS Lazio)にとっては差を詰める絶好の機会となった。両チームはそれぞれウディネーゼ(Udinese)、カリアリ(Cagliari Calcio)と22日に対戦する。

 インテルのルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督は、メディアセット・プレミアム(Mediaset Premium)に対し、「二人のGKをほめなければならない。きょうのわれわれは非常に良いゲームをした。もっと良いゲームをする余地はあったがね。ナポリは非常に強敵で、すごいことをやっている」

「ハンダノビッチは仕事をしてくれた。いくつかの場面ではレイナも良かったように見えた。苦しい試合だったが、これからも(優勝争いから)離されずに付いていきたい」

 一方、17日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の試合でマンチェスター・シティ(Manchester City)に敗れているマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は「選手は欧州よりもリーグ戦の方がモチベーションが高いように思う」とコメントした。

「今夜のわれわれは素晴らしい気持ちの強さを95分保ってプレーした。シティ戦ではそれが55分しか続かなかった。無意識のレベルで、セリエAの方がチャンピオンズリーグよりも戦えるという感覚があるのかもしれないが、そうなると解決は難しい」

「欧州でわれわれが勝ち上がっていけるチャンスはさほど大きくないが、素晴らしい大会にふさわしいパフォーマンスを見せたいとは思っている」 (c)AFP/Emmeline MOORE