【10月22日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは21日、第9節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は4-2でワトフォード(Watford FC)に勝利。アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は解任を恐れてはいないと語った。

 チームが数週間で調子を落とす中、コンテ監督への風当たりは強まっている。リーグではマンチェスター・シティ(Manchester City)、クリスタルパレス(Crystal Palace)に敗れて連敗を喫し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)でもASローマ(AS Roma)と本拠地で3-3の引き分けに終わった。

 さらには選手たちがコンテ監督の厳しい練習方針に不満を抱いているという報道まで浮上し、指揮官は連覇のかかるプレミアリーグと欧州での戦いという厳しいスケジュールにチームが苦しんでいることを認めている。

 今回のワトフォード戦で1-2から気持ちの入った逆転勝利を見せたことで、コンテ監督もクラブからの信頼をある程度は取り戻せた。それでも監督は、重圧を感じるのは、自身の高い基準を満たし続けるという部分だけであって、首が危ういかどうかは気にしていないと言い切った。

「強いプレッシャーを感じてはいるが、それはクラブに首を切られるかどうかといった類いのものではない。そうしたプレッシャーはまったく感じていない。私は自分の仕事を信じている」

「働いているクラブのために全力を尽くし続けるだけだし、今はそれをチェルシーのためにやっている。去年もそうだったし、今年もスタッフと一緒に仕事に取り組んでいる。それを心配することはまったくない。絶対に」

「あるのは選手への要求、ファンに与える満足に対するプレッシャーだ。その種のプレッシャーは感じている。私や選手たちが毎試合見せているものに、ファンはずいぶんがまんしている。彼らは毎試合、われわれを後押ししたいと思っている。そうしたプレッシャーは感じるが、ほかのプレッシャーは重要ではない」

「そういったものは感じない。なぜならそれがわれわれの仕事だからだ。家へ帰れば幸せだ。なぜなら私はクラブのために150パーセントを尽くし、選手も同じようにやっている」

 チェルシーはこれで、首位シティとの勝ち点9差を保っている。(c)AFP/Ian WINROW