【10月21日 MODE PRESS】東京都と繊維ファッション産学協議会の主催、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)の共催による「TOKYO FASHION AWARD 2018」の授賞式が都内で開催され、受賞した6ブランド8人のデザイナーが発表された。

 受賞したのは、「ボディソング(BODYSONG.)」の青木俊典(Shunsuke Aoki)、「クオン(KUON)」の石橋真一郎(Shinichiro Ishibashi)、「ソーイ(soe)」の伊藤壮一郎(Soichiro Ito)・髙木祐基(Yuki Takagi)、「ディガウェル(DIGAWEL)」の西村浩平(Kohei Nishimura)、「チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス(Children of the discordance)」の志鎌英明(Hideaki Shikama)、「F/CE.®」の山根敏史(Satoshi Yamane)・山根麻美(Asami Yamane)。

 審査は国内外の第一線で活躍するバイヤーら8人によって行われ、31の応募ブランドのなかから「独自性のあるものづくりか」「日常で着られる服か」といった観点で選定された。今回受賞した6組のデザイナーは、来年1月にフィレンツェで開催されるメンズファッションの国際見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」およびパリファッションウィーク期間中に設置されるショールーム「showroom.tokyo」で2018秋冬コレクション発表の機会が与えられるほか、来年3月の「アマゾン ファッション・ウィーク 東京(Amazon Fashion Week TOKYO)」最終日には、凱旋イベントが実施される。

 世界を舞台に活躍できるデザイナーの輩出を目的として2014年に創設された「TOKYO FASHION AWARD」は、今回で4回目の開催となった。これまで受賞した18組のデザイナーのなかには「ファセッタズム(FACETASM)」の落合宏理(Hiromichi Ochiai)らがいる。

<受賞者のコメント>
「まさか選出されるとは思っていなかったので驚いている。サポートしてくれた人に感謝の気持ちで一杯です。精一杯がんばります」(青木俊典)

「日本の美しいものや格好良いものを世界に発信したいと思い、はじめたブランドなので、今回がスタートラインになると思う。今後も格好良い服とは何か、格好良いビジュアルとは何か、ファッションビジネスにどう取り組んでいくかを考えながら、活動していきたいと思う」(石橋真一郎)

「チャンスをもらったので、次のステップにつなげていきたい」(髙木祐基)

「海外でチャレンジできる賞をもらったので、今後も変わらず良いものをつくっていきたい」(西村浩平)

「海外のビジネスを大きく広げてゆくきっかけとなるよう頑張っていきたい」(志鎌英明)

「価格の面やデリバリーの面でクリアしなければならないことはいろいろあるが、まずはブランドとして良いクリエーションをして発信していきたい。」(山根敏史)

■関連情報
TOKYO FASHION AWARD 公式HP:tokyo-fashion-award.jp
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