【10月21日 AFP】オーストラリア・ビクトリア(Victoria)州の州都メルボルン(Melbourne)で1980年代に女性6人が殺害された連続殺人事件の犯人逮捕につながる情報に、600万豪ドル(約5億3200万円)という記録的な額の報奨金がかけられることになった。同州警察が21日、発表した。

 事件は1980年から翌81年にかけての18か月間に、メルボルン周辺を歩いていた14~73歳の女性計6人が相次いで失踪し、後に同市郊外の低木地数か所で遺体が発見されたもの。

 ビクトリア州警察は6件の事件について犯人逮捕につながる情報にそれぞれ100万豪ドル(約8870万円)の報奨金を提供すると明らかにした。600万豪ドルという合計金額は同州警察の報奨金としては過去最高だという。

 同州警察は声明で「捜査当局はこれら6件の殺人事件の解決のために一般市民の支援を求めており、これらの犯罪およびそれらの責任を負うべき人物に関する情報を持つ人々に対し、警察に名乗り出るよう直接訴えている」と述べている。(c)AFP