【10月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)は20日、前日行われたサッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)で子どもを抱いてオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)の選手に暴行を加えたとみられるファンに出入り禁止処分を科した。

 この試合の後半途中、エバートンのアシュリー・ウィリアムズ(Ashley Williams)がリヨンのGKアントニー・ロペス(Anthony Lopes)を押したことで大乱闘が発生した。

 小競り合いの場がピッチ脇の広告看板のそばに移ると、子どもを抱えた男がロペスの頭を押し、さらにたたこうとしていた。

 エバートンは、「クラブ職員が、オリンピック・リヨン戦の後半19分に発生した選手の小競り合いに、スタンド前列のサポーターが関与した件の映像を見直した。われわれは対処の必要な個人を特定した。これには今後のエバートンの試合の出入り禁止、そしてマージーサイド警察(Merseyside Police)への苦情申し立ても含まれる」と声明を発表している。

 一方で欧州サッカー連盟(UEFA)は、エバートンの本拠地グディソン・パーク(Goodison Park)で発生した観客トラブルについて、エバートンを「選手に対するサポーターの襲撃」で処分するとして、懲戒手続きを開始したことを発表している。(c)AFP