【10月21日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)は20日、 マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がチームと2020年までの契約延長にサインしたと発表した。

 昨季のスペインGP(Spanish Grand Prix 2016)で史上最年少優勝を果たした20歳のフェルスタッペンは、声明で「レッドブルは最初からずっと僕を支援してくれている。このチームでこれからも結果を出していくことを楽しみにしている」と話し、「16歳で自分を若手ドライバーのプログラムに招待してくれて、わずか17歳でF1のキャリアをスタートさせてくれた」とコメントした。

 2015年に姉妹チームであるトロ・ロッソ(Toro Rosso)でF1デビューを飾り、レッドブル移籍後の初戦でいきなり史上最年少記録の18歳と228日で優勝を果たしたフェルスタッペンの契約延長のニュースは、今月の第15戦マレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2017)でメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を抑えて優勝した直後の発表となった。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表は、夢のようなフェルスタッペンのデビュー戦を振り返り、「スペインで一緒に素晴らしいスタートを果たし、そこから彼は一直線に突き進んできた。今季はフラストレーションをためている彼の姿を見ていただけに、マレーシアで素晴らしい勝利を飾ったことはチーム全体にとって素晴らしい瞬間だった」と語った。

「彼は本物のレーサーだ。紛れもないステアリングの才能と、F1レベルで一貫した競走力を発揮できる貴重な素質を持っている」

 米オースティン(Austin)で行われる17F1第17戦米国GP(United States Grand Prix 2017)を控え、フェルスタッペンは計111ポイントでドライバーズランキング6位につけており、チームメートのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)は192ポイントで4位に入っている。(c)AFP