【10月21日 AFP】17-18フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ開幕戦、ロシア杯(Rostelecom Cup 2017)は20日、モスクワ(Moscow)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2017)王者でGPファイナル4連覇中の羽生結弦(Yuzuru Hanyu)は、優勝大本命と目されていたもののミスが重なり、首位ネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)と5.69点差の94.85点で2位発進となった。

 ソチ冬季五輪金メダリストの羽生は、「ちょっとしたミスはありましたが、手応えとしては悪くないと思っています。明日はもっとしっかり滑りたい」と語った。

 一方、昨季の全米選手権(2017 U.S. Figure Skating Championships)覇者で、GPファイナル銀メダリストのチェンは、ベンジャミン・クレモンタイン(Benjamin Clementine)の楽曲『ネメシス(Nemesis)』に乗せた演技で今季自己ベストの100.54点を記録した。

 現在18歳のチェンは「このスコアを出せてとてもうれしいし、シーズン序盤からかなりクリーンにプログラムをこなせた」とすると、「五輪に向けてたくさん練習を積んでいくことは間違いないけれど、ここまではとても満足しているし、このまま気持ちを引き締めて練習に励んでいく必要がある」とコメントした。

 ショート3位には『仮面舞踏会(Waltz Masquerade)』の曲に乗せた演技で自己ベストの88.77点を記録した地元ロシアのドミトリー・アリエフ(Dmitri Aliev)がつけた。(c)AFP