【10月20日 AFP】サッカーオーストラリア代表のアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は19日、同国代表は世界最高のチームの一つであり、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)出場を懸けた来月の大陸間プレーオフでは対戦相手のホンジュラスよりも万全な準備で臨めると主張した。

 ホームアンドアウェー方式の大陸間プレーオフで北中米カリブ海予選4位のホンジュラスと対戦するサッカールーズ(Socceroos、豪代表の愛称)のポステコグルー監督は、リハビリ、スポーツ科学、心理学などあらゆる分野へのオーストラリアの投資が実を結ぶはずだとしている。

 この日豪シドニー(Sydney)で開かれたビジネスフォーラムに出席したポステコグルー監督は、「われわれは世界で最も組織力の高い代表チームだ。それはどこと比べても保証できる」とすると、「それは、うちのチームにとって強みになるはずだ。今回のW杯予選を通じて、われわれはかなり厳しい状況に直面している」と述べた。

「われわれが敵地でどういうことに直面するか周囲は騒いでいるが、彼らが見過ごしているのは、向こうからのフライトも体力的に厳しいものになるということだ。それは、われわれにとってアドバンテージになると思う。身体的にも精神的にも準備の面では、われわれのほうが相手より進んでいると考えている」

 2015年のアジアカップ(2015 AFC Asian Cup)を制したオーストラリアの指揮官として、大陸間プレーオフ後の去就が不透明な立場に置かれているポステコグルー監督は、来月10日に敵地ホンジュラスで行われる第1戦について激しい戦いになると予想している。

「試合は熱戦となり、互いに敵意むき出しでプレーするだろう。しかしこれがW杯であり、それは望むところだ。われわれはオペラのために行くわけではない」

 W杯出場を懸けてシドニーで行われる同15日の第2戦では、両チームとも過酷なフライトを経て試合に臨むことを余儀なくされる。プレーオフの結果にかかわらず、サッカールーズの指揮官から退くことになると報じられている中、ポステコグルー監督はホンジュラス戦だけに集中していると強調した。

「2戦を終えた後のことを考えながら試合に臨むつもりはない。なぜなら、どちらも本当に重要な試合だからだ。自分にとって最高の栄誉でもある。チームのプレーぶりや私、私が今後どうするかなどに対する批判や、試合以外の問題についてはただの雑音にすぎず、私に影響を及ぼすことはないし、陣営に影響することもないと確信している」(c)AFP