【10月21日 CNS】3分間で不規則に並んだ100桁あまりの二進法の数字の並びを記憶し、逆の桁からすらすら答える。5分間で何百桁ものの数字を記憶する。10分間で4セットのばらばらになったトランプの順番を記憶する...... 中国・安徽省(Anhui)合肥市(Hefei)で15日、「世界脳力(記憶力)合肥選手権大会」が行われ、一目見て記憶することのできる達人たちが競い合った。

 世界脳力(記憶力)選手権大会(World Memory Championships)は、「記憶の父」と呼ばれるトニー・ブザン(Tony Buzan)とレイモンド・キーン(Raymond Keene)が創設した、世界メモリースポーツ協会(World Memory Sports Council)が統括する「人類最高の記憶力の競技」で、別名「脳力のオリンピック」とも呼ばれ、人類の記憶力の極限に挑戦する。

 大会は、児童、少年、成人、老年の各部門に分かれ、競技種目は世界脳力(記憶力)選手権大会で行われる「Binary Numbers(二進法の0と1の数字の並び)」「Speed Number(5分で数字を記憶)」「Speed Cards(トランプ一組の並びをできるだけ速く記憶)」などの10種目がある。

 大会には同省のみならず南京市(Nanjing)、揚州市(Yangzhou)、河南省(Henan)などからも選手が集結。8〜68歳までの99人が参加した。選手たちはみな緊張した面持ちだった。児童、少年、成人、老年の部でそれぞれ金、銀、銅賞が決められ、優秀な選手は全国大会に優先的に勝ち進めるという。(c)CNS/JCM/AFPBB News