【10月21日 CNS】中国・河南省(Henan)開封市(Kaifeng)では、年に一度の菊の花の季節を迎えている。現在、開封のあちこちで菊の花が咲き誇り、歴代八王朝の都の風情を漂わせている。

 開封市は「菊の城」とも呼ばれる。その歴史は1500年前の南北朝にさかのぼる。以来、12世紀の北宋時代まで都だった開封では、菊の花を楽しむことが流行していた。

 今も年に一度、毎年秋に菊祭りが古城で行われる。10月になると、街全体が花の香りに包まれ、見物客が押し寄せる。開封市で見られる菊の花の品種は、1000種類に上る。

「清明上河園」(Qingming Shanghe park)には、米国、日本、オランダなど15か国の菊の花とキク科の植物があり、来場の観光客は異国風情を味わうことができる。

開封の菊祭りの期間中は、関連イベントや文化活動も行われる。切手の発行や生け花芸術展、各種「菊王」を決める品評会もある。このほか、市政府主催のイベントや宋王朝に関するフォーラムなども開催される予定だ。(c)CNS/JCM/AFPBB News