【10月21日 CNS】米国財務省が17日に発表したデータによると、中国が今年8月時点で保有する米国債の規模は1兆2005億ドル(約135兆円)とされ、前月比で345億ドル(約3兆8000億円)増加したことになり、中国は依然として米国の国債を最も多く保有する国となっている。

 今年2月から中国はすでに7か月連続で米国国債を買い増ししており、累計で1494億ドル(約16兆円)にまで到達していた。6月の段階で、中国は再び米国債の最大保有国に戻っていた。

 2番目の保有国である日本は、8月の保有残高が1兆1017億ドル(約124兆円)で、前月比で114億ドルの減少。8月までに海外の主な債権者が保有した米国債の総額は6兆2697億ドル(約708兆円)まで伸び、7月の上方修正後の金額6兆2503億ドル(約706兆円)をさらに上回った。

 米国債の増減について中国政府は、「米国債市場は我が国にとって重要な市場のひとつである。すべて正常な投資行為であり、これからも市場の各種変動にもとづき積極的な最適化と調整を進めていく」と発表している。(c)CNS/JCM/AFPBB News