【10月20日 AFP】男子テニスのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は19日、長期間にわたって苦しんできた臀部(でんぶ)のけがを理由に、今シーズンの残り大会を欠場すると発表した。

 来年1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)を万全な状態で迎えたいというキリオスは「残念ながら、クイーンズクラブ(Queen's Club)で痛めた臀部のけがが再発したため、オーストラリアの夏へ向けて自分ができる最高のリハビリと準備をできるよう、シーズンを打ち切ることにした」と自身のツイッター(Twitter)につづった。

「手術を必要とするような故障に悪化させたくなかったので、自分の体とチームに耳を傾ける必要がある」

「今年は特に四大大会(グランドスラム)で思い描いたような成功を収められなかった。一年を通してコート外でつらい瞬間がいくつかあり、失望感が増すことになった」

 来週のスイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2017)と翌週のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2017)を欠場する結果となったキリオスは、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)やノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)らに次ぎ、けがでシーズン終了を余儀なくされた選手となった。

 同日には元世界ランク4位のトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)も、背中のけがを理由に今シーズンを途中で打ち切ると発表している。(c)AFP