【10月19日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は18日、グループC第3節が各地で行われ、ASローマ(AS Roma)と対戦したチェルシー(Chelsea)は2点リードを一時は逆転されたが、エデン・アザール(Eden Hazard)に救われて3-3の引き分けに持ち込んだ。

 本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)にローマを迎えたチェルシーは、ダビド・ルイス(David Luiz)とアザールのゴールが決まって2点を先行し、この時点では楽に勝利を収めるかに見えた。

 ところがローマも、アレクサンダル・コラロフ(Aleksandar Kolarov)のゴールで前半のうちに1点を返したところから反撃を開始し、元マンチェスター・シティ(Manchester City)のエディン・ジェコ(Edin Dzeko)が後半に2ゴールを挙げて逆転。それでも最後は、アザールが同点ゴールを決めてチームを救った。

 チェルシーはこれでローマと勝ち点2差のグループ首位を守ったものの、前シーズンのプレミア王者はこのところ続いていた不安定な試合内容をこの日も見せることになってしまった。

 アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、14日のリーグ戦で最下位クリスタルパレス(Crystal Palace)に1-2で敗れた直後、選手にたっぷりお灸をすえたと報じられているが、チームはまたしても監督の雷が落ちそうなちぐはぐな出来に終わり、公式戦未勝利は3試合に伸びた。

 コンテ監督は「優れたチームを相手にした難しい試合だった。ボールをなかなか持てず、前半は2ゴールを挙げたが簡単ではなかった。システムの変更はあまり良いことではないが、難しい状況にあるときは、臨機応変な判断が必要になる場合もある」と話した。

 グループのもう1試合では、2014年と2016年のファイナリストであるアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が敵地でカラバフFK(Qarabag FK)と0-0のスコアレスドローに終わった。ディノ・ヌドロブ(Dino Ndlovu)が終盤に退場になりながらも守り切ったカラバフは、これでチャンピオンズリーグ初勝ち点を手に入れている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS