【10月19日 CNS】中国・広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)人民政府はこのほど、防城港ハイテク産業開発区の設立を承認した。広西省(Guangxi)防城港市(Fangchenggang)が15日、公式サイトで発表した。

 防城港ハイテク産業開発区の予定面積は2798.65ヘクタール、「自主創造・革新」の企業の誘致を目標に建設を積極的に推進してきた。完成後、新素材、ハイレベルの設備製造、次世代情報技術、バイオ医薬などの四つの新興産業と現代サービス業を育成し、2030年までに、創新先行パーク、ハイテク産業パーク、高度人材集住パークと、生活エリアなどを建設する計画だ。

 同産業開発区の建設は2013年10月より開始され、翌14年11月に管理委員会が設立された。その後、中心地域の開発建設をスタートさせ、現在は雲朗(Yunlang)科技園、沙潭江(Shatanjiang)生態科技産業パークを中心とした区域が完成している。

 現在、防城港ハイテク産業開発区の建物建設の投資額は累計30億元(約495億円)、今年6月には雲朗科技園の10棟の標準工場が稼動を始め、現在は複数の企業が進出している。研究開発センター、総合事務棟、社員寮、水道と電気のインフラ建設も順調で、今年末に全面的に使用を開始する予定だ。

 防城港ハイテク産業開発区に入居予定の企業は、現時点で約80社に上るという。(c)CNS/JCM/AFPBB News