【10月18日 AFP】17MLBは17日、プレーオフのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第3戦が行われ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は6-1でシカゴ・カブス(Chicago Cubs)に勝利し、ワールドシリーズ進出へ王手をかけた。

 ドジャースは先発のダルビッシュ有(Yu Darvish)が6回3分の1を投げて6安打、7奪三振、1四球の快投を披露。打っても満塁のチャンスで回ってきた6回の打席で四球を選び、打点を記録する活躍をみせた。

 ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督は試合後、「今夜の主役は間違いなくユウ・ダルビッシュ」「最初に本塁打を浴びてからは圧倒的だった。リズムと落ち着きがあり、ほとんど安打性の当たりを許さなかった」と絶賛した。

 一方のダルビッシュ本人は「初回から最後まで、ほとんどアプローチは変えなかった。同じやり方でピッチングを続けるだけだった」と振り返っている。

 ダルビッシュは初回、1死からカイル・シュワバー(Kyle Schwarber)に本塁打を浴び、カブスに3試合連続で先制を許した。ダルビッシュはその後も2本の安打を打たれたが、追加点は与えなかった。

 追いかけるドジャースは、2回にアンドレ・イーシアー(Andre Ethier)のソロ本塁打で追いつくと、3回にはクリス・テイラー(Chris Taylor)が飛距離135メートルの特大中越え本塁打をたたき込み、勝ち越しに成功した。

 5回にもテイラーの適時三塁打が飛び出し、リードを3-1に広げたドジャースは6回、2死満塁で打席に入ったダルビッシュがカブスの中継ぎカール・エドワーズ(Carl Edwards)から四球を選び、ドジャースが4-1と点差を拡大した。

 8回にも2点を奪ったドジャースは最終回、リリーフのロス・ストリップリング(Ross Stripling)が連打を浴び、無死二、三塁のピンチを招いたが、最後は守護神ケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)が後続を完璧に打ち取り、勝利をつかんだ。

 今シリーズの戦績を3勝0敗としたドジャースは、18日に敵地シカゴで行われる第4戦で1988年を最後に遠ざかっているワールドシリーズ進出を目指す。(c)AFP