【10月18日 AFP】米インディカーシリーズ、インディアナポリス500(Indianapolis 500)の勝者の顔が刻まれることで知られるボルグワーナー・トロフィー(Borg-Warner Trophy)の最新版が17日に披露され、17シーズンの勝者である佐藤琢磨(Takuma Sato)が「不滅の存在」となった。

 約50キログラムのずっしり重いスターリングシルバー製のトロフィーには、過去の優勝者の銀の顔が並んでいる。佐藤は5月、米国オープンホイールレースの花形イベントでもあるインディ500を日本人として初めて制し、その選ばれた面々の仲間入りを果たした。

 トロフィーの104番目の顔となった佐藤は、顔を近づけてトロフィーをよくながめ「うわ、すごいですね。すごく幸せそうな顔に見えます。僕と一緒ですね」とコメント。そして、彫刻を担当するウィリアム・ベーレンズ(William Behrends)氏の工房で粘土版の顔を見たときと同じ「確実に僕よりイケメンですね」という感想を繰り返した。

 さらに、3回の優勝実績を持つエリオ・カストロネベス(Helio Castroneves、ブラジル)に競り勝ち、無線で勝利の雄たけびを上げた40歳の佐藤は「きょうも叫びだしたい気持ちですよ。すごくうれしいです」と話した。(c)AFP