【10月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグのレスター・シティ(Leicester City)は17日、クレイグ・シェークスピア(Craig Shakespeare)監督を解任したと発表した。同監督は4か月前にクラブと長期契約を結んだばかりだった。

 今年2月にクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)前監督が解任されたことを受け、アシスタントコーチから暫定指揮官に昇格した53歳のシェークスピア氏は、6月になってクラブと3年契約を締結していたが、今季はリーグ戦わずか1勝と苦戦が続いており、2015-16シーズン王者は最下位から3番目の順位に沈んでいる。

 レスターのアイヤワット・スリヴァッダナプラバ(Aiyawatt Srivaddhanaprabha)副会長はこの日、「アシスタントコーチとしての期間だけでなく、2月の困難な状況で指揮官を引き継いでからのクレイグは、レスター・シティにとって最高の奉仕者だった」とコメント。

 さらに「クラブと仕事に対する彼の献身はこの上ないものであり、レスター・シティの歴史上最も成功した時代における彼の貢献は、とてつもないものだ」と称賛しながらも、「しかし、クレイグの指揮の下における過去数か月の戦いぶりに一貫性がなかったのは明らかだったため、残念ながら取締役会は、クラブが前進するために変化が必要だと感じた」と続けた。

「レスター・シティにおいて、クレイグは尊敬を集める人気な人物としてあり続ける。そして仕事だけでなくクラブの友人として、今後もキング・パワー・スタジアム(King Power Stadium)で歓迎されるだろう」

 21日にアウェーで行われるスウォンジー・シティ(Swansea City)とのリーグ戦は、ブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)やポーツマス(Portsmouth FC)で監督経験を持ち、シェークスピア氏の下ではアシスタントを務めていたマイケル・アップルトン(Michael Appleton)氏が、暫定的に指揮をとることになった。

 またシェークスピア氏の後任としては、元イングランド代表監督で昨シーズン限りでクリスタルパレス(Crystal Palace)を去ったサム・アラダイス(Sam Allardyce)氏、ウェールズ代表のクリス・コールマン(Chris Coleman)監督、バーンリーFC(Burnley FC)のショーン・ダイチ(Sean Dyche)監督、FCゼニト(FC Zenit)のロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督の名前がブックメーカーの予想で名前に挙がっている。(c)AFP