【10月17日 AFP】(更新)アフガニスタン南東部パクティア(Paktia)州にある警察関連施設で17日、武装集団による自爆攻撃と銃撃があり、32人が死亡、200人以上が負傷した。また、旧支配勢力タリバン(Taliban)が犯行声明を出した一方、長時間に及んだ銃撃戦は、治安部隊が襲撃犯らを殺害して終結した。

 タリバンがツイッター(Twitter)上で犯行を認める声明を出した襲撃の標的となったのは、パクティア州ガルデーズ(Gardez)市にある同州警察本部に近い警察訓練施設。内務省と地元警察によると、同施設のそばで、まず自爆犯が2台の自動車爆弾を爆発させ、そこから複数の襲撃犯が侵入して銃撃を開始した。

 当局者らの話では、銃と自爆ベストで武装した襲撃犯らと治安部隊との戦闘は約5時間に及び、最終的に戦闘員5人全員を殺害してようやく終結したという。

 その一方、ガルデーズの病院は市民に献血を呼び掛けており、病院内では被害者らの消息を尋ねようとする親族らが列を成している。

 同日には隣接するガズニ(Ghazni)州でも奇襲攻撃があり、治安当局者15人が死亡、12人が負傷。この襲撃もタリバンによるものとみられている。両事件を合わせると、この日だけで50人近い当局者らが犠牲になった。(c)AFP