【10月18日 AFP】NBAは17日、2017-18シーズンが開幕し、王者ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は、終盤に追い上げた新生ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)に121-122で敗れ、祝福ムードの中での開幕戦を白星で飾ることはできなかった。

 前シーズンの王者に贈られるチャンピオンリングを贈呈され、2016-17シーズン王者の横断幕を掲げて新シーズンをスタートさせたウォリアーズだが、猛反撃したロケッツに土壇場で逆転を許すと、終了と同時にケビン・デュラント(Kevin Durant)のシュートが決まって勝利したかにみえたが、ボールがデュラントの手を離れるコンマ数秒前に試合時間は終了しており、最後に笑ったのはロケッツとなった。

 ロケッツに逆転されて迎えた終了間際、ウォリアーズはステフェン・カリー(Stephen Curry)の3ポイントシュートが外れた跳ね返りがデュラントの元に渡ると、ベースライン際からのシュートが決まって観客を沸かせたが、最終的にはボールが手を離れるのが少し遅かったことが映像で確認された。

 ロケッツではジェームズ・ハーデン(James Harden)が27得点、エリック・ゴードン(Eric Gordon)が24点、PJ・タッカー(P.J. Tucker)が20得点を記録。打倒ウォリアーズのためにロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)から加入したPGのクリス・ポール(Chris Paul)は4得点に終わったものの、新チームデビュー戦で11アシスト8リバウンドを記録した。

 ウォリアーズでは新加入のニック・ヤング(Nick Young)がベンチスタートからチーム最多の23得点を稼ぎ、カリーが22得点、デュラントが20得点を挙げたものの、ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)が膝を痛めて第3クオーターまででコートを去った。

 昨季はたったの15敗でレギュラーシーズンを終えたウォリアーズだが、これで2000年以降ではわずか4チーム目となる開幕戦黒星を喫した前年王者となってしまった。(c)AFP