【10月18日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の欧州予選は17日、プレーオフの組み合わせ抽選が行われ、イタリアはスウェーデンと本大会出場をかけて争うことになった。それでもジャンピエロ・ヴェントゥーラ(Giampiero Ventura)監督は、W杯優勝4回の強豪国は厳しい試練を乗り越えると力強く語った。

 その他の組み合わせは、デンマーク対アイルランド、北アイルランド対スイス、クロアチア対ギリシャとなった。

 イタリアは11月9日にアウェーのストックホルム(Stockholm)で第1戦に臨み、3日後にミラノ(Milan)のサンシーロ(San Siro)で第2戦を戦う。イタリアがW杯出場を逃せば50年ぶりだが、ヴェントゥーラ監督は「W杯に出られない事態など考えたこともない」と話した。

「スウェーデンは最高の敬意を払うにふさわしい強敵だ。ここまでの戦いでホームではフランスを破り、オランダより上の順位で予選を終えている。11月の二つの試練に向けて、われわれは自信と決意をもって準備を進めていく」

 今予選のイタリアは、スペインの後塵を拝してプレーオフに回ることになったが、1958年のスウェーデン大会を最後に本大会に出場できなかったことはない。

 監督の代理でチューリヒ(Zurich)での抽選会に出席したガブリエレ・オリアリ(Gabriele Oriali)チームマネジャーは「理想的な相手ではないが、結果を受け入れる。われわれはイタリアで、誰が相手だろうと恐れてはならない。前向きに考えているし(有利な)歴史もある。イタリアのいないW杯など想像できるだろうか」と話した。

 近年のイタリアはスウェーデンを得意にしており、前回対戦した2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)グループリーグでも、1-0の勝利を収めている。

 それでも、3大会連続の予選敗退は避けたいスウェーデンのヤンネ・アンデション(Janne Andersson)監督は「厳しい2試合」を覚悟していると話したうえで「ただ、それはどこが相手でも同じこと。決まってうれしい。これで準備を始められる」と続けた。

 欧州予選プレーオフの日程は以下の通り。

■第1戦

11月9日(木)

クロアチア対ギリシャ
北アイルランド対スイス

11月10日(金)

スウェーデン対イタリア

11月11日(土)

デンマーク対アイルランド

■第2戦

11月12日(日)

ギリシャ対クロアチア
スイス対北アイルランド

11月13日(月)

イタリア対スウェーデン

11月14日(火)

アイルランド対デンマーク

(c)AFP/Guy JACKSON/Pirate IRWIN