【10月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は17日、グループF第3節が各地で行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は相手にPKを2本与えながらも、そのうち1本をGKエデルソン(Ederson Santana de Moraes)が防ぐなど、ナポリ(SSC Napoli)に2-1で競り勝ち、グループ首位の座をキープした。

 欧州5大リーグで最も得点力の高いチーム同士の対決として注目を集めていた一戦は、ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)とガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)のゴールでシティが瞬く間に2-0と先行し、またしても快勝の気配が漂った。

 ところがナポリもそこから反撃し、ドリース・メルテンス(Dries Mertens)のPKはエデルソンに阻まれたものの、後半28分にはこの日獲得した2本目のPKをアマドゥ・ディアワラ(Amadou Diawara)が決め、シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督としては試合終了の笛にほっと胸をなでおろすような展開になった。

 グアルディオラ監督は「4-0の勝利の方が2-1の勝利より心臓に優しいのはたしかだが、こういう展開は覚悟していた。ナポリは飛びぬけたチームで、90分間試合を支配できるとは思ってはいなかった。ナポリを倒すには非常に良いパフォーマンスを出さなければならない。きょうはそれができたから満足している」と話した。

 これでグループリーグ3連勝を飾ったシティは、ベスト16入りへ確実に前進した。一方、国内リーグ8連勝を飾っているナポリは、グループ2敗目を喫して突破へ向けた厳しい戦いが続いている。

 しかし、グループ全勝を守ったとはいえ、ナポリに反撃を許した戦いぶりを見ると、シティも完成したチームとはとてもいえない状態にある。イタリア・セリエAで首位のナポリも、週末には2位インテル(Inter Milan)との首位攻防戦があるため、すぐに頭を切り替えなくてはならない。

 マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は「今のシティはどんな相手も苦しめることのできるチームだし、押し込まれる時間帯はあった。それでもわれわれはそこから反撃した。シティを苦しめたし、こういった形で盛り返せるチームはそう多くない」とコメントした。

 グループのもう1試合では、シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)が2-1でフェイエノールト(Feyenoord)から敵地で勝利を収め、勝ち点を6に伸ばしてグループ2位に立っている。(c)AFP/Tom WILLIAMS