【10月17日 AFP】17MLBは16日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第3戦が行われ、トッド・フレイザー(Todd Frazier)とアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)の一発などで大量得点を挙げたニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)が、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に8-1で大勝し、シリーズ戦績を1勝2敗とした。

 敵地ヒューストン(Houston)で2連敗を喫したヤンキースは、4万9373枚のチケットが売り切れた本拠地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)での4回裏、新人ながらア・リーグ最優秀選手(MVP)候補のジャッジが、アストロズの中継ぎ投手ウィル・ハリス(Will Harris)から3点本塁打を放つなど計5点を奪った。

 ジャッジは守備でもビッグプレーを連発しており、4回表にユリエスキ・グリエル(Yuli Gurriel)が放った本塁打性の当たりで、抜けていれば少なくとも長打の可能性があった打球を壁にぶつかりながらジャンピング捕球したのに続き、5回表にはキャメロン・メイビン(Cameron Maybin)のヒット性の当たりをダイビングしながら捕球している。

 先発のC・C・サバシア(C.C. Sabathia)が6回を投げて3安打5奪三振無失点に抑える力投をみせた。ヤンキースは、2回裏の二死の場面でフレイジャーがアストロズの先発チャーリー・モートン(Charlie Morton)から本塁打を放ち3点を先制した。

 今プレーオフでは31打数4安打19三振とスランプに陥っていたジャッジは、本塁打でサバシアの援護に貢献できたことを喜び、「C.C.のために打線が2発打てて良い気分だ。彼は全力投球で素晴らしい仕事をしていたから、追加点を挙げられたのはチームにとっても大きかった」とコメントした。(c)AFP