【10月16日 時事通信社】在韓米軍は16日、朝鮮半島有事などを想定した米兵家族らの退避訓練を23~27日に実施すると発表した。在韓米軍は定期的な訓練としており、ブルックス司令官も「現在の地政学的状況と直接的関連はない」とコメントした。北朝鮮情勢の切迫を受けた訓練だという臆測を否定する狙いがあるもようだ。

 訓練は有事や自然災害を想定し、米兵家族ら非戦闘員を退避させる内容。パスポートの点検や連絡先の更新のほか、米軍輸送機による在日米軍基地への移送も行われるとみられる。

 ブルックス司令官は訓練について「わが軍は全分野で準備しなければならない」と述べ、あくまで万一の事態に備えたものだと強調。在韓米大使館も報道発表で「米政府は韓国で危機管理に関連する訓練を数十年にわたって行ってきた」と指摘し、韓国在住の米兵家族が自主的に参加すると説明した。

 米韓両軍は16日、朝鮮半島沖で合同軍事演習を開始した。北朝鮮が反発し、新たな挑発行為に踏み切る恐れもある。(c)時事通信社