【10月16日 AFP】女子テニス、香港オープン(Prudential Hong Kong Tennis Open 2017)は15日、シングルス決勝が行われ、大会第6シードのアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)が5-7、6-3、7-6(7-3)で第7シードのダリア・ガブリロワ(Daria Gavrilova、オーストラリア)に逆転勝ちし、優勝を飾った。

 香港の街を停電にした台風の豪雨の影響で、当初の予定から約5時間遅れとなる午後9時18分に始まった決勝戦は、雨による中断を挟みながら試合もフルセットのマラソンマッチとなり、世界ランキング21位のパフリュチェンコワが3度目のマッチポイントを制した時には、午前1時を回っていた。

 サービングフォーザセットのチャンスを握った第1セットを逆転で落とすも、3時間11分で試合を締めくくったパフリュチェンコワは試合後の表彰式で「厳しいコンディションの中、やっと試合を終わらせることができて非常にうれしい」と語った。

 今大会は、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)覇者のスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)や世界ランキング10位のジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)らビッグネームがけがで出場を辞退するなど、開幕前から揺れていた。

 前回女王で世界ランク6位のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)と第1シードで同4位のエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は、2回戦を前にそろって棄権。同5位のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は2回戦に登場したが、こちらは日本の大坂なおみ(Naomi Osaka)にストレートで敗れ、大会から姿を消していた。(c)AFP