【10月16日 AFP】男子ゴルフ、米国ツアー・アジアツアー共催のCIMBクラシック(CIMB Classic 2017)は15日、マレーシア・クアラルンプール(Kuala Lumpur)のTPCクアラルンプール(TPC Kuala Lumpur)で最終日が行われ、通算24アンダーで2位に4打差をつけたパット・ペレス(Pat Perez、米国)が優勝を果たし、松山英樹(Hideki Matsuyama)は5位タイで大会を終えた。

 蒸し暑い気候の中で2日目に首位に立ったペレスは、この日は最初の4ホールで3バーディーを記録し、前日からの4打差のリードを守った。キーガン・ブラッドリー(Keegan Bradley、米国)が2位に、ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)と康晟訓(Kang Sung-Hoon、カン・スンフン、韓国)が7打差の3位タイに入っている。

 2016年にOHLクラシック(OHL Classic at Mayakoba 2016)を制して7年ぶりの優勝を飾ったペレスは、これでツアー通算403戦で3勝目。41歳での優勝は大会最年長となった。2016年は肩の手術を受け、しばらくツアーから離れていただけに、とりわけうれしい優勝となった。

 ペレスは「戻ってこられたときはすごくワクワクしたよ。長い間出られなかったからね。今週勝てるとは考えてもいなかった。パットが驚くほど良かった。こんなにうまく打てたことはない」とコメントした。

 この年になってキャリアの流れが変わりつつあることについては、本人も驚いているようで、自分でも「遅咲き」と評しているが、これまでのライフスタイルを変えるつもりはないらしく「何かを変えるつもりはない。練習はしないし、ひどい食生活を変える気もない。自分自身を楽しんでいく」と話している。

 一方、大会連覇中だったジャスティン・トーマス(Justin Thomas)にとっては残念な結果に終わった。昨季は99回全米プロゴルフ選手権(2017 PGA Championship)でメジャー初タイトルを獲得し、ツアー年間最優秀選手にも輝いたトーマスは、最終日にスコア「67」を記録したが17位で大会を終えた。

 ほかの優勝候補もスコアを伸ばしきれず、松山は5位タイ、アニルバン・ラヒリ(Anirban Lahiri、インド)は10位タイだった。(c)AFP