【10月15日 AFP】17MLBは14日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第2戦が行われ、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)は2-1でニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)にサヨナラ勝ちした。

 アストロズのカルロス・コレア(Carlos Correa)は4回に先制の本塁打を放つと、9回にサヨナラ適時二塁打を放った。これでアストロズはホームで2連勝を飾り、通算戦績を2勝0敗とした。

 コレアはフルカウントからアロルディス・チャップマン(Aroldis Chapman)の直球を右中間へはじき返し、一塁走者のホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)を本塁に迎え入れた。ヤンキースの右翼手アーロン・ジャッジ(Aaron Judge)の送球から中継を経て送られたボールを捕手のゲーリー・サンチェス(Gary Sanchez)が捕球しきれず、ダイヤモンドを駆けたアルトゥーベがホームインした。

 ヤンキースのジョー・ジラルディ(Joe Girardi)監督は「ボールがショートバウンドしてサンチェスが対応できなかった。彼はベストを尽くしたが」とコメントした。

 アストロズ先発のジャスティン・バーランダー(Justin Verlander)は見事な投球をみせて13三振を奪うと、5安打1四球1失点で9回を投げきった。124球中93球がストライクだったバーランダーはヤンキース打線を抑え込み、チームの勝利を呼び込んだ。

 コレアは4回、ルイス・セベリーノ(Luis Severino)の直球を右翼スタンドへ運んだ。ボールはジャッジの上を越え、最前列にいた若いファンをかすめてスタンドに飛び込んだ。審判団は映像でファンの妨害を検証したが、判定は変わらなかった。

 アストロズのA.J.ヒンチ(A.J.Hinch)監督は、「あの子を愛している。あの子にチケットを残しておきたい」と語っている。

 しかしながら、アストロズのリードは短いもので、5回にヤンキースは二死からアーロン・ヒックス(Aaron Hicks)とトッド・フレイザー(Todd Frazier)の2者連続の二塁打で追い付いた。フレイザーの打球は左中間のフェンスに挟まり、エンタイトル二塁打となった。

 シリーズ第3戦は16日に、舞台をニューヨーク(New York)に移して行われる。(c)AFP