【10月14日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がイランに対する強硬な新戦略を打ち出した演説について、同国のハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は13日、米国が核合意への反対によって「かつてなく孤立している」ことが示されたと述べた。

 テレビ演説したロウハニ大統領は「今日の米国は、核合意への反対とイラン国民に対する策略において、かつてなく孤立している」と主張。トランプ大統領の演説は「根拠のない非難と侮辱の連続に他ならない」と述べた。

 また、2015年にイランが欧米など6か国と交わした核合意の破棄も辞さないとしたトランプ氏の発言を批判し、「彼は国際法を学んでいない。一国の大統領が多国間で交わされた国際条約を無効にできるのか? 彼はこの合意がイランと米国の2国間のみで交わされたものではないという事実を知らないようだ」と述べた。(c)AFP