【10月13日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)の往年の名選手であるマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏は、「スーパーチーム」の時代が28チームの「がらくた」を生むことになり、それが問題を引き起こす可能性があると警告した。

 1990年代にシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)で合計6回のNBAファイナル制覇を果たしたジョーダン氏は、葉巻専門誌「シガーアフィショナード(Cigar Aficionado)」のウェブサイトに12日に掲載されたインタビューで、リーグの現状について辛口コメントを展開した。

 昨季のNBAではゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)がケビン・デュラント(Kevin Durant)を獲得し、ステフェン・カリー(Stephen Curry)との強力タッグを中心とした強豪チームを形成して、ここ3シーズンで2度のファイナル制覇を飾った。

 これに対抗すべく、現在は一部のチームが大物選手を買い集めてウォリアーズ王朝の幕引きを目指しており、この数か月間ではクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)がスター選手をロスターに加えている。

 ジョーダン氏はこうした状況を受け、「優勝争いの観点からすると、リーグ全体の側面としては痛い目をみることになるだろう。強豪が1、2チームに限定されれば、あとの28チームは『がらくた』になるか、ビジネス面でも厳しい生存競争に置かれることになる」と述べた。

 現在54歳のジョーダン氏はまた、自分の忍耐力では指導者になれないと語っており、その最大の問題は(SNSなどが)選手の集中力を妨げている今の時代にあるとして、「私がプレーしていた時代のように、試合に集中することを要求するのは、ある意味では不公平なことだと思う。集中できないというのであれば、私の気持ちは言うまでもない」と話した。