【10月13日 AFP】男子テニス、上海マスターズ(2017 Shanghai Rolex Masters)は12日、シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が6-3、6-1でイタリアのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini)を一蹴し、順当に8強入りを果たした。

 これまで一度も優勝経験のない数少ない大会に臨んでいる世界ランク1位のナダルは、この日わずか1時間ほどで決着をつけ、準々決勝では第6シードの強敵グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦することになった。

 今年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)を含め四大大会(グランドスラム)通算16勝を誇るナダルは、「とても満足いくプレーだった。ミスの数は分からないが、かなり少ないと思う。ディミトロフ戦は厳しいものになるから、全力を尽くす必要はあるが、今はとても調子が良い」とコメントした。

 前週行われた中国オープン(China Open 2017)の準決勝でディミトロフを下し、今季6個目のタイトルを手にするなど再び全盛期を迎えているナダルは、上海(Shanghai)でも優勝候補筆頭の実力を発揮している。

 一方、英ロンドン(London)で行われる今季最終戦のATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2017)出場を目指しているディミトロフは、6-3、7-6(7-3)で第10シードのサム・クエリー(Sam Querrey、米国)を退け、2週連続でナダルに臨むことになった。(c)AFP/Peter STEBBING