【10月13日 CNS】米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)のチーフデジタルオフィサーのアティフ・ラフィク(Atif Rafiq)氏が描く「未来のスマート・レストラン」では、注文はセルフサービスで、手を振れば会計が終了し、料理が運ばれるまでゲームで遊ぶことも可能──。

 ラフィク氏が話した「未来」とは、2020年のマクドナルドの話。しかしどうやら、もう少し早めに実現されるかもしれない。

 アリババ(Alibaba)創業者のジャック・マー(Jack Ma)会長が10日、中国・浙江省(Zhejiang)の袁家軍(Yuan Jiajun)省長と共に2017杭州(Hangzhou)のクラウドコンピューティングをテーマにした会議「雲栖大会(The Computing Conference)」を視察し、「未来のスマート・レストラン」で「通信注文」と「吃完就走(食べたらすぐ帰る)」を体験した。

 注文を取ったり支払いに対応したりする店員はおらず、大きなタッチパネル型のテーブル1枚で、ラフィク氏の描いていたセルフサービスでの注文が実現されている。さらに個人ごとの嗜(し)好データからメニューを推薦することもできるし、料理が運ばれるまでの間、テーブルを使ってゲームで遊ぶことももちろんできる。料理が運ばれる際には、卓上の料理や皿などを拡張現実(AR)できらびやかに演出することも可能だ。アリペイ(Alipay)の顔認証などを通して自動で会計が済むため、食事を終えたらそのまま店を出ることができるようになる。

 「未来のスマート・レストラン」は、アリババ傘下の生活サービスプラットフォーム、「口碑(Koubei)」と「アントファイナンシャル(Ant Financial)」技術実験室、アリペイARチームが共同で開発した。

 口碑によると、「まずは、上海(Shanghai)の小南国レストラン(Shanghai Min)に導入する予定」だという。(c)CNS/JCM/AFPBB News