【10月9日 AFP】第47回世界体操競技選手権(47th World Artistic Gymnastics Championships)は8日、カナダ・モントリオール(Montreal)で種目別決勝が行われ、白井健三(Kenzo Shirai)が男子跳馬で、村上茉愛(Mai Murakami)が女子ゆかでそれぞれ金メダルを獲得した。

 個人総合で3位に入り、7日には種目別ゆかで自身3個目の金メダルを獲得していた白井は、イゴル・ラジビロフ(Igor Radivilov、ウクライナ)を0.001点差に抑え、今大会3個目のメダルを手にした。

 白井が14.900点、ロンドン五輪の同種目で銅メダルを獲得したラジビロフが14.899点を記録し、14.766点のキム・ハンソル(Han-sol Kim、韓国)が3位に入った。

 一方で村上は14.233点を記録し、米国のジェイド・キャリー(Jade Carey)を0.033点差に抑え、日本女子勢としては同種目で1958年大会以来となるメダルを獲得した。3位には13.933点でクラウディア・フラガパネ(Claudia Fragapane、英国)が続いた。

 個人総合では予選首位に立ちながらも決勝で4位に終わった村上にとっては歴史的な勝利となった。59年前に田中敬子(Keiko Tanaka)が銅メダルを獲得してから、日本女子選手は同種目で表彰台に上がっていなかった。(c)AFP