【10月9日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2017)第11戦、ラリー・スペイン(Rally De Espana 2017)は8日、最終日が行われ、シトロエン(Citroen)のクリス・ミーク(Kris Meeke、英国)が今季2勝目を挙げた一方、フォード(Ford)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が総合5連覇へ大きく前進した。

 シトロエンC3を駆るミークは前日からのトップを守り、オジェに28秒差をつけて優勝した。オジェと5秒差の3位には同じフォードのオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)が入った。

 オジェはまた、年間優勝争いでも2位のタナックとの差を37ポイント、サスペンションの破損で最終日にリタイアを強いられたヒュンダイ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)との差を38ポイントに広げた。

 マニュファクチャラーズ部門でも、オジェとタナックの所属するフォードが優勝目前となっており、タイトル獲得となれば2007年以来10年ぶりとなる。

 今季のWRCは残り2戦で、3週間後にウェールズ・ラリーGB(Wales Rally GB 2017)、11月にラリー・オーストラリア(Kennards Hire Rally Australia 2017)が開催される。(c)AFP