【10月13日 AFP】17MLBは12日、プレーオフのナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、クローザーのウェイド・デービス(Wade Davis)が最後の七つのアウトを奪う力投を見せたシカゴ・カブス(Chicago Cubs)が9-8でワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)に競り勝ち、通算戦績3勝2敗で3年連続のリーグ優勝決定シリーズに進出した。

 昨季のワールドシリーズを制して「呪い」に終止符を打ったカブスは、5回にアディソン・ラッセル(Addison Russell)の適時打から4得点を挙げるなど、ナショナルズのエース投手マックス・シャーザー(Max Scherzer)を打ち崩した。ラッセルは6回にも適時打を放ってカブスに8-4のリードをもたらすなど、この日2安打4打点の活躍をみせている。

 先発投手のカイル・ヘンドリックス(Kyle Hendricks)が4回を投げて9安打4失点を許したカブスは、デービスが最後の打者を仕留めてシリーズ3セーブ目を記録したほか、2番手として登板したブライアン・ダンシング(Brian Duensing)が勝ち投手となり、4時間37分に及ぶ死闘を制して2年連続でロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)とのナ・リーグ頂上決戦に臨むことになった。

 対するナショナルズは、6回裏に相手の暴投でジェイソン・ワース(Jayson Werth)が生還し、ダニエル・マーフィー(Daniel Murphy)の適時打と合わせて2点を追加して6-8としたが追いつけず、2012年以降に4度出場しているポストシーズンでは、いずれも地区シリーズで敗退している。(c)AFP