【10月6日 AFP】イエメンで戦闘を行っているサウジアラビア主導の有志連合が5日、子どもたちを殺害したり傷害を負わせたりしているとして国連(UN)のブラックリストに追加された。これを受けて、人権団体はイエメン紛争をめぐりサウジアラビア政府への圧力を強めるよう呼び掛けている。

 有志連合は昨年版のこの不名誉なリストにも一時入っていたが、サウジが国連への資金提供を打ち切ると脅して撤回させていた。

 リストの付随文書として公開された報告書によると、有志連合は2016年、子ども683人の犠牲者を出し、学校や病院計38か所を攻撃したことが確認されている。

 国連のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は発表文で、有志連合は子どもの保護するための改善策をいくらか講じたとも言及した。(c)AFP/Carole LANDRY