【10月4日 AFP】ブラジルの最大都市サンパウロ(Sao Paulo)で、銀行の金庫から現金約10億レアル(約360億円)を強奪するため約600メートルのトンネルを掘っていた容疑者16人が逮捕された。警察当局が明らかにした。

 窃盗団はサンパウロにあるブラジル銀行(Banco do Brasil)の支店の金庫に侵入しようとしていた。

 しかし警察は3か月にわたる捜査を経て、犯行直前の2日夜に急襲作戦を実施。容疑者らを逮捕した。成功すれば「世界最大の強奪事件」になっていたという。

 警察によると、トンネルは銀行から数ブロック離れた民家から4か月前に掘り始められ、内部には崩れないようにするための支柱や、空調設備、照明まで設置されていた。(c)AFP