【10月4日 AFP】(更新)米ヤフー(Yahoo)がハッキングを受けた2013年の事件で、同社の30億件のユーザーアカウントすべてに影響が及んでいたことが分かった。親会社の通信大手ベライゾン・コミュニケーション(Verizon Communications)が3日、新たな調査の結果として発表した。

 当初の推計では、被害アカウント数は10億件とされていた。今年ヤフーを買収したベライゾンのインターネット事業子会社オース(Oath)が出した声明によると、外部専門家の協力の下で実施された調査で得られた「新情報」により、被害アカウント数の推計が大幅に引き上げられた。

 声明は「調査の結果、盗まれたユーザーアカウント情報には、クリアテキスト(暗号化がされていない状態)のパスワードや、支払い用のカードのデータ、銀行口座情報は含まれていない。当社は法執行機関と引き続き綿密に連携している」と説明している。(c)AFP