【10月1日 AFPBB News】ハウスミュージックが大音量で鳴り響く中、マグロの解体が行われる異色な組み合わせのイベント「マグロハウス(MAGURO HOUSE)」が9月30日、東京都港区のクラブ「シックストーキョー(SIX TOKYO)」で行われた。マグロはその場で刺し身にされ、来場者に振る舞われた。

 会場では、中央区の料理店「おさかな本舗たいこ茶屋」の板前3人が、東京・築地市場(The Tsukiji Market)で仕入れた約60キロのクロマグロを手際よく解体。三枚におろし、かまや切り身を観客に向けて掲げるたびに、大歓声と熱気に包まれた。同店若大将の井上祐輔(Yusuke Inoue)さん(35)は「こういう場所で音楽とのコラボという意外性が面白い」と話した。

 同イベントは、今回で5回目。企画したアフロアンドコー(Afro&Co.)の担当者によると、「音楽のリズムを背景に、収穫物を祝い食すこと」で、日本古来の祭りのあり方をイメージしている。今後は、マグロの消費大国である日本発のイベントとして、海外展開も目指すという。(c)AFPBB News