【10月1日 AFP】2年に1度開催される米国選抜と世界選抜による男子ゴルフの対抗戦、第12回プレジデンツ・カップ(2017 The Presidents Cup)は30日、米ニュージャージー(New Jersey)州ジャージーシティー(Jersey City)のリバティ・ナショナル・ゴルフクラブ(Liberty National Golf Club)で3日目が行われ、米国選抜は優勝まであと1勝と迫ったが、世界選抜はアニルバン・ラヒリ(Anirban Lahiri、インド)/キム・シウ(Si Woo Kim、韓国)組が前例の無い最終日前の決着を阻止した。

 ラヒリとキムは、チャーリー・ホフマン(Charley Hoffman)/ケビン・チャッペル(Kevin Chappell)組を1アップで退け、史上初となるシングルス12試合が行われる最終日を前にした優勝決定を阻んだ。

 この日行われた8試合中、米国は6勝1分け1敗と世界選抜を圧倒。世界選抜にとって今大会2度目の勝利は小さな慰めにしかならなかった。

 14.5-3.5と世界選抜を大きくリードしている米国選抜は、1日のマッチプレーで1ポイントを手にすれば優勝が確定となる。11ポイントは最終日前では史上最大のポイント差となっている。

 米国選抜は2000年大会で21.5-10.5で勝利を挙げているが、現在では試合数は30に減っている。

 ラヒリは「僕ら全員が自分たちのベストを尽くそうとしていると思う。プライドのために戦わなければならない」とコメントしている。

 12回を数えるプレジデンツ杯すべてにただ一人出場している米国選抜のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson)は、午前中のフォアサムで通算25勝目を挙げた。米国選抜としてマッチプレーでは通算23大会に出場しているベテランのミケルソンは、ケヴィン・キスナー(Kevin Kisner)とペアを組み、ホナタン・ベガス(Jhonattan Vegas、ベネズエラ)/エミリアーノ・グリジョ(Emiliano Grillo、アルゼンチン)組を2&1で退けた。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)はベガスとペアを組んで午後のフォアボールに登場。松山ペアは4番を終えて3アップとしたがそこから1ホールも勝てず、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas)/ダニエル・バーガー(Daniel Berger)組に屈した。(c)AFP