【9月30日 AFP】米国と北朝鮮が対立を強める中、ロシア外務省は29日、北朝鮮の外交官を招き、「協議」を行ったと明らかにした。

 ロシア外務省の声明によれば、北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソニ、Choe Son-hui)北米局長がロシアのオレグ・ブルミストロフ(Oleg Burmistrov)特任大使と会談し、「朝鮮半島情勢に関する詳細な意見交換」を行ったという。崔局長はイーゴリ・モルグロフ(Igor Morgulov)外務次官とも会談した。

 北朝鮮の核開発計画をめぐり、米国と北朝鮮政府が激しい言葉の応酬を続ける中、同声明は「ロシア側は、平和的な政治・外交手段を通じ…解決策を見いだすために協力する用意があることを確認した」としている。米国と北朝鮮の緊張がこれ以上高まれば破滅的状況を招く恐れがあるとして、ロシアは危機を打開するために対話の必要性を訴えてきた。(c)AFP