【9月30日 AFP】ポーランドのアンナ・ストゥレジンスカ(Anna Strezynska)デジタル化相は29日、2018年から身分証明書の電子化を始め、携帯電話で表示することができるようになると発表した。

 ポーランド通信(PAP)によると、ストゥレジンスカ氏は「欧州において、偏見なく新しい物事を取り入れることで知られているポーランド人が、このシステムの先駆的なユーザーとなることを期待する」と述べた。

 デジタル化省のカロル・マニス(Karol Manys)報道官はAFPに対し、オーストリアやテクノロジーに精通したエストニアなど、欧州連合(EU)加盟国数か国で類似のシステムが既に導入されていると述べた。

 この新システムは若者から始めて段階的に導入される。ストゥレジンスカ氏によると、運転免許証、車両登録書、学生証、その他の証明書の電子化についても対応していくという。

 ポーランド国民約3800万人の身分証明書はクラウド上に保存され、テキストメッセージで送られてくるコードを使って携帯電話の画面上に表示されるようになる。(c)AFP