【9月30日 AFP】米主導の有志連合は29日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からイラク北部モスル(Mosul)を奪還した作戦でイラク政府側の戦死者は少なくとも1200人に上ったと発表した。

 有志連合は声明で「2016年10月から2017年7月にかけてのモスル奪還作戦は、1200~1500人の戦死者と、およそ8000人の負傷者という多大な犠牲をイラクにもたらした」と述べた。有志連合は、死傷者のイラク政府側各勢力別の内訳は公表していない。

 3年以上にわたってモスルを支配していたISにとって、同市を奪還されたことは、IS掃討作戦が始まって以来最大の敗北となった。イラク軍はIS側の戦死者を逐一公表してきたが、自軍側の戦死者についてはほとんど公表していなかった。(c)AFP