【9月30日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)は29日、5年総額2億500万ドル(約230億円)でチームとの契約を延長した。

 2016-17シーズンの最優秀選手賞(MVP)に輝いたウエストブルックは、18-19シーズンから適用される今回の契約により2022-23シーズンまでの残留が決まると、オレンジのユニホームを着て両手を上げた写真を自身のインスタグラム(Instagram)に掲載し、「WHY NOT??(当然だろ??)」とつづった。

 通算6度のオールスター選出を誇る28歳のウエストブルックは、昨季の成績がリーグトップの1試合平均31.6得点に加え、10.7リバウンド、10.4アシストを記録し、1962年のオスカー・ロバートソン(Oscar Robertson)氏以来の快挙となるフルシーズンでの平均トリプルダブルを成し遂げたほか、40得点以上の試合も18回を数えた。

 キャリア2度目の得点王に輝いたウエストブルックの孤軍奮闘にもかかわらず、昨季のサンダーはウエスタンカンファレンス6位に終わり、プレーオフ1回戦でもジェームズ・ハーデン(James Harden)を擁するヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)に1勝4敗で敗れた。

 今オフシーズンにカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)とポール・ジョージ(Paul George)を獲得して再建を図るサンダーは、昨年6月にチームの大黒柱だったケビン・デュラント(Kevin Durant)が電撃退団すると、その直後にウエストブルックと2018-19シーズンまでの契約延長に合意。最終年については選手側のオプションとなっていた。

 2008年のドラフト全体4位指名でサンダーに入団したウエストブルックは、キャリア通算成績が1試合平均22.7得点、7.9アシスト、6.2リバウンドを記録しており、昨季はハーデンを抑えてシーズンMVPに選出された。(c)AFP