【9月28日 AFP】女子テニス、世界ランキング1位のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)が、男子テニスの国際大会レーバー・カップ(Laver Cup)の女子版があれば「最高」としながらも、すでに過密しているツアースケジュールの中で実現させるのは困難だろうとの考えを示した。

 米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦ライダーカップ(Ryder Cup)のように、欧州チーム対ワールドチームという形式で行われるレーバー・カップでは、今年はロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が同じチームで戦い、チェコ・プラハ(Prague)のスタジアムを満員のファンが埋め尽くした。

 現在中国で開催中の武漢オープン(Wuhan Open 2017)に出場しているムグルサは、先週行われたレーバー・カップの動画を見たといい、「人々がテニスを見に行き、スタジアムがいっぱいになっているのを見たい」「(レーバー・カップが)女子にもあったら最高だと思う」とAFPに語った。

 その一方で23歳のムグルサは「それをいつやるかを決めるのは大変だろう。何をするにしても、今のスケジュールでは非常に困難」とし、開催時期を見つけるのは難しいと話した。

 また世界ランク6位のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)も、「もし女子でも実現するとしたら、みんながその週にプレーすることで一致団結し、他の大会に出ないようにしなくてはいけない。だからうまくいくかはわからない」とコメントし、こちらも実現は簡単ではないと声をそろえた。(c)AFP