■2018年秋の観測に期待

 重力波観測グループ「Virgoコラボレーション」には、欧州の20の研究組織に属する物理学者と技術者280人以上が参加している。

 LIGOの研究者たちで作る組織「LIGO科学コラボレーション」(LSC)の広報担当で、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のデービッド・シューメーカー(David Shoemaker)氏は「これは、VirgoとLIGOの協力が可能にするネットワークを用いた観測の出発点にすぎない」と話し、「2018年秋に予定されている次回の連続観測では、毎週かそれ以上の頻度で重力波が観測されることが期待できる」と続けた。

 最新の発見に関する詳細は、米国物理学会(American Physical Society)の学会誌「Physical Review Letters」に発表される予定。(c)AFP