【9月29日 CNS】中国の大手不動産会社、中海地産(China Overseas Properiy)とマクドナルド(McDonald's)中国が25日、深セン市(Shenzhen)で共同戦略に調印した。

 共同戦略の内容は、中海地産は60以上の主要都市にある同社傘下の既存商業施設やオフィスビルなどで、マクドナルドと協業する。マクドナルドは新たなコンセプトの店舗数を中海地産と協力して増やしていき、より多くの消費者へサービスを提供するとしている。

 マクドナルド中国の張家茵(Zhang Jiayin)首席執行官は、「中海地産との長期的な協業を非常に嬉しく思う。従来のマクドナルドから、現在ではデザートに特化したスイーツ店、マックカフェ、ドライブスルー、マックデリバリーなどさまざまな業務を展開してきた。中海地産傘下の商業施設やオフィスビルで、ふさわしい業務体系を模索していきたい」と話した。

 中海地産が所有する土地は現在、7000万平方メートルを超え、多くは経済活動が活発な都市に集中している。これまで開発した不動産プロジェクトは450を超え、高品質な商用不動産も800万平方メートル以上所有する。

 マクドナルド中国はこのほど、「ビジョン2022」を発表。2022年末までに中国国内のマクドナルドの店舗を現在の2500店舗から4500店舗まで伸ばすとした。2社は今回の協業を通じ、中海地産の「逸品、生活、創造」の企業理念とマクドナルドの「随時随地随心(いつでもどこでも心のままに)、i'm lovin' it」のブランドイメージをつなぎ合わせることで、し烈さを増すビジネス戦争の中で「ウィンウィン」な関係を築き、生き残りを図る構えだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News