【9月26日 AFP】(写真追加)南太平洋の島国バヌアツで火山が噴火し、同国政府は非常事態を宣言するとともに住民数千人を島から避難させた。当局発表および報道により26日、明らかとなった。噴火によって噴石や火山灰が住宅付近にまで降り注いだという。

 同国の災害当局によると、北部アンバエ(Ambae)島の中心に位置する火山マナロ(Manaro)山が数週間にわたって活発な活動を繰り広げていたが、ここ数日でさらに活発化したという。

 当局は23日に警戒レベルを「中程度の噴火状態」を示すレベル4へと引き上げ、マナロ山の周囲最大6.5キロ以内にある村々が「岩や火山ガスが飛散する」など影響を受けると警告していた。

 当局者が地元紙に語ったところによると、島内の学校は閉鎖され、アンバエ島の人口の70%に当たる7000人以上が避難したという。(c)AFP