【9月26日 AFP】女子テニスのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は25日、母親になったばかりの親友セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が復帰を目指していることを明かし、再び活躍が期待できると太鼓判を押した。

 中国で開催される武漢オープン(Wuhan Open 2017)の初戦を控え、記者会見に臨んだウォズニアッキは、セレーナの娘アレクシス・オリンピア・オハニアン(Alexis Olympia Ohanian)ちゃんの写真が送られてきたことを明かした。

 世界ランク6位のウォズニアッキは、ツアーの最中でセレーナの新しい家族に会うことができておらず、「とてもキュートな子で、会うのが楽しみ」とコメント。セレーナが長年圧倒的な強さをみせつけてきたテニス界への復帰を見据えているか問われると、「セレーナなら(子育てとテニスを)両立できると思う」と答えた。

「彼女なら復帰してもまた活躍できると思うし、母親でいることも楽しみながら、あらゆる経験をしていくはず。それはとても特別なことだと思う」

 現在35歳のセレーナは、来年1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で連覇を目指すことを公言しているが、出産したばかりの同選手が再びトップに返り咲けるかどうかについて、母親として先輩である2人の元スター選手は疑問を投げかけている。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)の元女王で、出産した2年後に現役復帰を果たして2009年に再び同大会を制しているキム・クライシュテルス(Kim Clijsters)氏は、「体の反応次第ね。こういう状況では人によって違う反応をするから」と述べた。

 一方、1990年と92年の全豪オープン、93年の全仏オープン(French Open)のファイナリストのメリー・ジョー・フェルナンデス(Mary Joe Fernandez)氏は、自分なら無理かもしれないとしながらも、「セレーナはあらゆる常識が通用しないから」と話した。(c)AFP