【9月23日 AFP】ウクライナ・プレミアリーグのシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)は22日、クロアチア代表で通算134キャップを誇るMFダリオ・スルナ(Darijo Srna)が、競技外の薬物検査で違反となったことを受けて、サッカー活動を自粛すると発表した。

 シャフタールは声明で、「当クラブは、2017年3月22日に実施された抜き打ち検査でダリオ・スルナが陽性だったことを把握している」とすると、「当該選手はプレーを禁止されていない。しかしながら、クラブと相談した結果、疑惑の弁明に集中してこの問題が解決するまで、同選手はプレーしない決断を下した」と述べた。

「当クラブはダリオの決断を尊重し、彼が自身の名誉を回復することを確信している」

 シャフタールの主将として、チームが2-1でナポリ(SSC Napoli)に勝利した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のグループリーグ第1節ではプレーしたスルナだったが、26日に敵地で行われるマンチェスター・シティ(Manchester City)戦は欠場することになった。

 35歳のスルナは声明で、「私は承知の上で意図的に禁止薬物を摂取したことも、競技で優位に立つために不正をはたらいたこともないことは明確にしておきたい」とすると、「自分の弁護に集中し、チームに余計な迷惑をかけるのを避けるため、現在進められている法的手続きが決着するまでプレーを自粛することを決めた」と述べた。

「これで自分の汚名をすすぐことに完全に集中できる。これでキャリアが終わるわけではない。それは約束する!」 (c)AFP