【9月23日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP)に参戦するモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は22日、戦列復帰に向けて第14戦アラゴンGPでフリー走行に臨み、わずか3週間前に重複骨折して手術を受けた脚の状態は良好であることをアピールした。

 38歳のロッシは、通常想定されるよりも半分の時間で再びマシンにまたがっている。

 WGPの全カテゴリーを通して通算9度の総合優勝を誇るロッシは、モーターランド・アラゴン(MotorLand Aragon)の公式医療検査を無事に終え、雨のコンディションの中で軽快に最初のセッションに臨んだ。

 24日の決勝レースへの出走を目指す中、2回のフリー走行で約20周をこなしたロッシは「バイクの乗り心地は良かったから、とても満足だ」とすると、「今朝から調子は良かったし、2回のフリー走行を終えて脚も良い状態だ。痛みはあまり感じていない」と語った。

 この日のフリー走行では、2012年の同GP覇者でレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のダニエル・ペドロサ(Dani Pedrosa、スペイン)が1分59秒858で全体のトップタイムを計測し、2分台を切った唯一のライダーとなった。

 19日にイタリアのミサノ・ワールド・サーキット(Misano World Circuit)で20周を走行していたロッシは、トップから2秒以上遅れて20番手だった。(c)AFP