【9月22日 AFPBB News】奈良県法隆寺の釈迦(しゃか、Buddha)三尊像や中国甘粛(Gansu)省の敦煌莫高窟(ばっこうくつ、Mogao Caves)など国宝や世界遺産に認定された文化財の複製品を集めた展覧会「素心伝心―クローン文化財 失われた刻の再生(SOSin-DENSin Clone Cultural Property: Revitalization of Lost Time)」が東京藝術大学大学美術館(The University Art Museum, Tokyo University of The Arts)で23日より開かれる。

「クローン文化財」とは、3D計測や科学分析などの先端技術で文化財を綿密に調査し、制作時と同素材や技法を用いて忠実に再現した超高精細復元作品。

 22日には内覧会が行われ、原寸大の複製仏像や制作過程を説明したパネルなど約40点を公開。2001年に破壊されたアフガニスタンのバーミヤン東大仏天井壁画のように、失われた文化財も復元されている。10月26日まで。(c)AFPBB News